寒い！
 
さ……、寒い！
 
どうも、ボンバー奥野です。
ここ数日で冷え込みも厳しくなってきましたね。
皆さま風邪などひかれぬようご自愛ください。
さて、今週は試合もなく束の間休息といったところでプロレスの事を忘れたり思い出したりしながら過ごしております。
この日記を書いている本日は 11 月 25 日 ( 日 ) 。
第 8 回大阪マラソンの当日ですね。
実は僕、大阪マラソンには過去 4 度出場したことがありまして。
毎年エントリー多数のため参加者は抽選で決まるのですが、倍率は平均で 3 ～ 5 倍。
その中で 4 回当選というのは我ながら凄い。
毎回、「〇年連続落選！」などと書いたボードを持って沿道で応援している人を見る度に申し訳ない気持ちになります。
あと、「足が痛いのは気のせいだ！」などと書いたボードを持ってる人はあくまで応援のつもりなんでしょうけど、あれは煽りにしか思えんのですよ。
もはや気のせいとかそんなレベルじゃないよ！
 
さておき、そんな大阪マラソンにはいろいろと思い出がありまして。
第 2 回大会に出た時のことです。
大きなマラソン大会って別に有名人でも何でもない一般のランナーにも沿道の応援の方々が大きな声援を送ってくださるんですね。
見ず知らずの、なんだったら交通規制でいろいろご迷惑を掛けてしまっている立場の当時一般ピーポーであった僕に対しても頑張れー！なんて言ってくれるわけです。
やっぱり応援してもらえるっていうのは本当にありがたいし気持ちの良いもので、これこそが都市マラソンの醍醐味なんじゃないかとも思うのです。
初めての大阪マラソンでそんなことをしみじみ感じながら気合も入りつつえっちらおっちら走っておりました。
しかし。
そんな一般ピーポー僕に送られる声援をすべて掻っ攫っていった男が。
25 ｋｍ地点に差し掛かりペースが少し落ちてきたかな、と思ってた折、
後ろから嘘みたいに大きく、そして黄色い声援が聞こえてきたので一体何事かと後ろを振り返ると数人の取り巻きに囲まれた一人の細見の爽やかイケメン男子が。
大体の人がバテてスローペースになってくるところにもかかわらず、イケメン男子はむしろペースを上げて走る走る。
それについていくように沿道の人波が動く動く。
その津波のような人波があっという間に周りの一般ランナーを飲み込んでいってしまい大国町界隈は声援どころか人の姿さえまばらに。
あまりの勢いに足を止めてしまうランナーも数名。呆気にとられつつも僕は人っ子一人いなくなった寂しい大国町をしばらく走ることに。
そしてなんか虚しい気持ちに。
なんでぇ、なんでぇ。
気分を害すとは正にこういう心情じゃないかと今となっては思います。
何も持たない僕に浴びせられる惜しみない声援という唯一の希望を奪われた僕は結局そのまま落ち込んだテンションのまま ( 南港大橋で聴いたコブクロの YELL にはさすがにグッときましたが ) タイムも伸びることなくゴール。
そして達成感に浸る間もなく即 Twitter 。
アイツは誰なんだと。
僕に送られていたはずの声援を掻っ攫っていたアイツは誰なんだと。
応援のうちわに書かれていた「マラソン王子」なるキャッチコピーだけを頼りに検索してみた結果、どうやら彼の名前は「中間淳太」という人らしい。
そう、当時は関西ジャニーズ Jr の一員で後にジャニーズ WEST としてデビューする中間淳太その人だったのです。
あ……、ジャニーズの方だったのね。
だとすれば、あの時の異様な湧きあがり方にも納得はいく。
納得はいくんですが。
だからと言ってやっかみの気持ちが消えるわけでもなくそれを皮肉交じりに Tweet 。
せめて哀れな自分が身内の笑いの種にでもなれば。
すると、 1 分と経たないうちに携帯の通知が来たかと思えばその後数十分鳴り止まない事態に。
ヤバい、これってまさか炎上してる？
と、恐る恐る携帯を覗いてみると全部リツイート＆お気に入りの通知でした。
そしてタイムラインを埋め尽くす「掻っ攫っていく淳太君かっこいい！」「淳太君に届け！」などといったツイートの数々……。
とりあえず炎上の類じゃなくてホッと胸をなでおろす。
炎上じゃなくむしろちょっとバズらせてくれた心の広いジャニーズファンの方々に感謝。
掻っ攫っていってくれた中間淳太君にも感謝。
それに比べてなんてちっぽけな自分。
色々と自分を戒めるいいきっかけになりました。
マラソン走ってるからって凄いわけでも何でもないんだぞと。
いや、凄いのかもしれないけど……。
今の僕もそう。
プロレスをしてるから凄いんじゃないぞと。
いや、凄くないということでは決してないんですけど……。
何が言いたいかというとやろうと思えばマラソンを走るだけ、プロレスラーを名乗るだけなら変な話誰にだって出来ること。
そこで満足してるようでは……ってことですね。
 
 

 
 
 
 
 
 
 
いや、まとめ雑――――――――――――――――――――！！！！！！！！！
それでは。