こないだ、以前にも当ブログでもちらっと紹介した、現在、俺のメンテナンスの一切を担っておる某整骨院に行ったのであるが、ここは施術の前に、患部を電気で治療するのが恒例となっておる。

そこでいつも電気治療の準備を助手と言うか、まだ若手の整体師の卵や、人が足りねえ時は、受付のお姉さんがやってくれたりするのだが、今回その担当は、最近ちょくちょく目にするようになった、この整骨院デビュー間もないであろう兄ちゃんである。

この整骨院の先生方は皆フレンドリーであちこちでめっちゃ施術中でも雑談が飛び交っており、それに聞き耳を立てるのも、俺の密かな愉しみとなっておるのであるが、その兄ちゃんも例に漏れず、俺に一生懸命話しかけてくる。この兄ちゃんと対峙するんはそうじゃのう、5回目くらいかのう、俺がプロレスやってるんは既にこの整骨院中にバレておるので、次の試合はいつですかーとか、まあそんな話題を適当に流すのがいつもの感じであったのだが、今回は、施術前に、

 

 

 

 

「もう栗山さんの患部は完璧に覚えました！すぐ取り付けて行きますね！」

 

 

と、自信満々である。

 

そう言やこの兄ちゃん、毎回どこでしたっけって聞いてきおったのう確か。別にアピールしてもらわんでもええんじゃが、とにかくすごい自信だ。

 

 

「首と肩でしたね！バッチリです！」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「首と腰や」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全然覚えてへんやんけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気分を害したわい。

 

 

 

 

 

 

 

 

ほんの数秒前の自信は何だったんじゃろ。

俺これまでの数回のやり取りで、ひと言も肩って言う単語を発しておらんねんけど。

 

 

 

「すみません！これからずっと来る時と帰る時に首、腰と連呼して行動する事にします」

 

んで、電気治療終わった後も、首、腰、首、腰となんかブツブツ言うとった。

 

 

 

 

怖っ。

 

 

 

 

 

 

 

紫焔ファンの皆様御機嫌よう。

 

 

 

 

 

 

 

首と腰に爆弾を抱える首腰BBブラザーズ、鬼畜大帝マロ栗山です。
気分を害したわい。

 

 

 

さて、先週末は天王寺区民センターにて紫焔有料興行であった。
俺はいわゆる定食枠で、シルバーズウイーク最終日にシルバーズ対戦。気分を害したわい。
こっち側に馬の野郎が入っておる時点で、前日の余りの食材をとりあえず本日のランチにぶち込みました的な、まさに日替わり定食感がプンプンするラインナップであったのだが、俺にとっちゃテーマのねえ試合。ちっと最近暴力過多で、とんと忘れておった技を駆使するプロレスを久々に味わったかのう多分。まあ後藤の野郎の方は、6人タッグのウンタラカンタラヘチャチャがあるゆえ、入れ込んどったとこはあったであろうが、俺は結果も含め特に何の感情も湧かん。尾久もまあ竹刀でそこそこ痛ぶってやったから、ツイッターで書いてた事は反故にはせんかったかのうと。しかしあの程度で心が折れるようだと話にもならねえから、心折るまでには灸がまだまだ足りんちゅう感じも大いにあるが、後の試合を盛り上げるちゅう意味ではまああのくらいがええ塩梅じゃろ。

結局後藤がやられて、んでそのイライラが出たんか、6人タッグの防衛戦の相手にシルバーズを即決しておったが、まあええんちゃいますか。シルバーズ、アレで次負けたらもう何も言わんくなるやろうし、ただ冬木のオッサンがちとこのところ消化不良気味に、傍目から見ても映っておるからそれ爆発させんかったら順当に防衛じゃろ。次回の有料興行で決定のようじゃから、当ブログを閲覧しておる賢明な諸兄らは期待いただきたい。

 

いや、今回は俺の試合はええねん。

注目のセミの次回シングル王座挑戦者決定戦じゃろやはり。
俺にとっても無関係な話ではねえしのう。

そらこの試合は、ビール片手に直に高みの見物洒落込もうと思うとったから、事前にビール(発泡酒ではない)も買い込んで、おう、ちょうど実況席が空いておるではねえか。そこで飲みながら、挑戦権をかけて争う奴等を肴に、ええ感じでほろ酔いになっておったわフォッフォッフォッ。

内容については割愛するが、存分に楽しめたわい。途中酔いもあって、強烈な技決まった時や、奥野の汚ねえ顔が見えた時にはゲラゲラ笑うてもうたで。たまに見れば出口の野郎は終始顔面こわばっておったがのう。なんじゃ、俺と肩を並べて観戦するんがそんなに嫌なんか、あー？

試合途中でも、俺が足を置くのにゴング邪魔じゃから、いつ試合終わってもすぐゴング鳴らせるようにてめえが持っとけって渡したら、手が震えてやがって、ちょっとゴング鳴らしてやがったやろ。紛らわしいんじゃ気分を害したわい。既に死刑フラグが立った瞬間である。

んでツマミがねえからツマミ出せ言うたら、チョコレートと、のど飴しかねえとか抜かしやがる。俺がチョコレート嫌いなん知ってて言うてるやろコイツ。んでのど飴で酒飲む奴テメエは知ってんのか。気分を害したわい。俺の意を汲んでウーバーイーツ呼べや。
気分を害したわい。
とりあえず見えねえとこで出口の野郎はブン殴っておいた。酒が不味くなるじゃろうが、気分を害したわい。
出口の野郎、コイツはしばらく毎回死刑である。気分を害したわい。

あとは実況席で見ておったらやたらレフェリーのポン太の野郎が、こっち見てきてカウント2やどうやの過剰なアピールが鬱陶しい事この上ない。こちらも気分を害したわい。
まあ普段とは違う景色、しかもほろ酔いちゅうことで、観戦しておったオーディエンス諸兄ら以上に楽しんでおったんはここだけの話じゃがのう。
目まぐるしい攻防で酔いが早く回ったで。
あー気持ちよかったのう。

 

んで試合の方は、俺自身も予測してなかったバハムートが残りやがった。後藤に続いて初対決やでしかし。こいつは興味深いのう。予想してはおらんかったが、内心そうなったら刺激的じゃのうと思うておった自分もおったからテンション上がったわ。酒の力でいつも以上に。
んで、まあ俺のパートナーでもあるから、気分も良いし祝杯の一つでもくれてやろうと思うておったのじゃが、あの野郎、俺にその酒ぶっ掛けて来やがった。
アレで酔いが随分と覚めたわ。気分を害したわい。

まさか3本目のビールを頭でアルコール摂取する事になるとはのう。
酒の神バッカスに謝罪しろ。
気分を害したわい。

あの野郎、いつも俺の影で、俺の駒としてせっせと動いてやがったのに、自我を持ちやがった。いっちょ前に自己主張なんぞして来やがって。それも言葉でゴチャゴチャ言うんやなくて、アレが回答か。ようわかったで。
反抗期かよ。今更すんません言うて来てももう遅いわ。テメエは俺の庇護からもう離れた敵じゃ、粛清対象である。気分を害したわい。

そんな奴に恥をかかせる舞台はちゅうと、直近の次回有料興行だと早計じゃ。俺の気が済まねえ。今年はなんじゃ、11月に大きい会場でやるんでビッグマッチ扱いになるんじゃろ確か。そこがどう見ても相応しいやないか。そこまで引き延ばして準備を念入りに行い、万全に万全を期して片付けてくれるわ。腹心の裏切りは特に許さん。気分を害したわい。

もともと奴はシングル向きでねえタッグ屋気質じゃ。しかも俺の駒になってそれが存分に発揮されるちゅうのう。どう転んでも信長と明智のような事にはならんで。テメエは横で俺のこと見てたかもしれんが、俺はそれよりテメエの事見てるからのう。だいたいこのところの言動でそういう気があるかちゅうのは薄々感じておったわ。

まあ、体格に経つもとい対角に立つ俺を存分に味わえっての。いつも俺の横じゃったから、何気に凶器食らい慣れてねえじゃろ。そこはおいおい考えるとして、いや、オモロいことになってきたで。
何か今回他には故人続出で色々あったみてえやけど、ベルト戦線も色々混沌としてきたで。
これからも目を離さずに毎興行チェックしていただきたい。

ちゅう事で今回はこの辺りで。
また来週である。
気分を害したわい。

 

 

 

 

 

 

追伸
セミの試合後一悶着あった後、出口の野郎に仕掛けたオモロなってきたと思うやろちゅう問答であるが、今だから言うが、アレはオモロい言うてもオモロいと思わん言うても死刑である。
仮にオモロいと思わん言うたら、俺がオモロい言うてんのに歯向かうな言うて処刑するつもりじゃったからのうフォッフォッフォッ。
ちったあそこで、俺が唸るような処刑されねえ賢い答えを捻り出さんかい。
気分を害したわい。