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さらば芦屋の日

2021.09.24
マロ栗山

常日頃より当ブログを閲覧しておる賢明な諸兄らが、今回のブログを目にしておる現在、俺はもう17年間巣食っておった芦屋の地にはおらん。まさに本日、生まれ故郷である、淡路島でない大阪の淡路に引っ越しが完了した、と思うで。これ書いておる時まだ引っ越ししてねえから。気分を害したわい。

今週はプロレスの予定もねえから、全編芦屋スペシャルでお送りしようと思ってのう。
芦屋市民の散り際にしばしお付き合いいただきたい。


以前、「天上人がやってきた」ちゅうタイトルのブログ書いたやろ。その後しばらくして、元我が家に再び天上人が降臨した。
しかも今回は3世代で。


室内の色々なところの寸法を測りに来たのじゃが、相変わらず上級国民様のオーラ全開の貴婦人が、その御母堂と御嬢様、お付きの業者2名を従え颯爽と登場。んで途中、業者との会話を盗み聞きしてわかったのだが、前回旦那様はどこぞの社長で、御婦人も不動産なんぞをお転がしになられとるちゅう事までの情報は入手しておったが、何や他にハイカラな言葉で言えばショップと言うのか、そう言う店舗的な経営もされておるようである。
そら3000万円強の価格キャッシュでポーンといくでしかし。
そんな上級国民様の御嬢様、そら今巷でよう聞く親ガチャSSSやで。しかしやはりそこはまだ年端も行かぬ小娘である。こんなとこ連れてこられてもそら暇じゃろ。あちこちサルベージしだして出てくるものに興味津々。

 

 

 

 

 


「これは何ですか?」

 

 

 

 

「これは何ですか?」

 

 

 

 

質問攻めの波状攻撃をくらう44歳の小市民。
ただその口調は小学校低学年とは思えぬほど丁寧。敬語もキチンと使いこなせておるわ。俺は中学卒業くらいまで敬語なんぞ使いこなせんかった。よっぽど高貴な教育を施されておるのであろう、俺が嫌いなガキとは住む世界が違う。幼くとも品格、育ちの良さが滲み出ておるわ。故に、以前当ブログでも書いたような子供への苦手意識を感じることは無かったのう。

 

その御嬢様からのこれは何ですか攻撃の一つが、あの国民的知名度を誇るゆるキャラ言うんかのう、リラックマだったのだが・・・・・、

 

 

 

 

 

 

 

 

 


リラックマ知らんのか!?

 

 

 

 


いやアレゆるキャラの中やったら、グッズとか死ぬ程跋扈しておるじゃろ。ゆるゆる具合はあの使い込まれた◯◯◯に匹敵・・・、


不適切な表現がございました。
気分を害したわい。

 


いやそんなメジャー系キャラクターを存じ上げんとはちょっと驚愕じゃのう。いや、まだ年齢的に早いんかゆるゆるなだけに。
ともかくそんな話をしながらもやっぱり暇そうなので、落ち着きがなくて母上よりお叱りを受けておった。おう、そうじゃ、子供が大人しくなるちゅうたらやはり食い物で釣るのが一番じゃろ。備蓄しておる菓子とかで気を引くとしようか・・・、
と思うた刹那、この御嬢様は上級国民様である事を思い出し、俺の細胞が菓子を出す事を拒否した。


そんな巷に跋扈しておる菓子なんぞ、食品添加物とかヘチャチャでNGじゃろ。絶対芦屋が誇る、エヴァンゲリオンの主人公と同じ名前の某高級スーパーとか、本社横浜だが成城の名を冠する某高級スーパーとかで売っておる、オーガニック系の菓子とかのみを決め打ちで嗜んでおる筈じゃ。パンは天然酵母に違いねえ。チョコなんてゴディバクラス以上でねえと味覚が認識しねえぞ多分。
水とかも、うちペリエとか高級レストランで出るような水ねえぞ。浄水してるが水道水じゃ。当然レモンとか、いちびった柑橘なんぞ水に浮かべてねえ。コップも100均仕様じゃ、こんな御嬢様やったらバカラ級のコップでねえとアレルギー反応とか出るんちゃうか。バカはバカラ持ったらあかんやろから俺は保持していない。てか誰がバカやねんクソが、気分を害したわい。しかしそんなデリケートな御嬢様である、口つけた瞬間苦しみだしたらどうしよう。

住む世界が違う。こんな事で気を使うた経験ねえわ。気分を害したわい。

 

 

 

 

 

・・・・・そんな俺の脳内会議が熱を帯びておるうちに、無事全ての用事が終わった様子。前回同様満足気に帰路につかれたのであった。

あー良かった。このままだと俺が崩壊していた。別次元の人間と交流するとストレス溜まるのう。後述しておるが、また知恵熱出るかと思うたわ。
しかし、もうこんな出会いなんて大阪移ったら皆無なんじゃろうな。芦屋はやっぱり桁違い。そんな俺も人生の3分の1以上、芦屋市民風、風味付け程度に踏み込めておったのは非常にプラスになった。

 

 

芦屋の偉い人にお近づきになれるかもって通い出した、高級バー、キヌガワさん。某芸人さんが贔屓にしてて、クリスマスケーキも買ってくれた。
隣の爺さん飲み過ぎてちょっとやべえんちゃうか思ったら、キヌガワさんが、
「大丈夫ですか、会長、会長!」
言うてたな。
そんな店にスウェットで行ってた。若かったのう。


芦屋の町に行きつけの店作りたくてあちこち行ったら、キヌガワさんに出会う前に行ったバーで居酒屋のノリで酒ラッパ飲みしまくってたら20分でお会計15000円いったなー。高級なお風呂より高えじゃねえか。


駅前の居酒屋に1人で飲みに行ったら、6人掛けのテーブル通されたよなー。


値段書いてねえ、入口にベントレー停まってるような寿司屋で寿司食って帰って、知恵熱出たなー。

 

思い出が走馬灯のように蘇ってくるわ。
ちょっとノスタルジック的な感情がのう、柄にもねえのう、気分を害したわい。
これはまた思い出したらブログのネタにしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 


さようなら芦屋市。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


お久しぶり東淀川区。

 

 

 

 

 

 

 

 


大阪市民に戻りました。

 

 

 

 

 

 


ではまた来週に。
気分を害したわい。

 

 


鬼畜大帝マロ栗山でした。

 

 

 

 

 

 

 

追伸
我が家のお家騒動がひと段落したと思うたら、今度は和歌山の湯浅ちゅう田舎で一人暮らししてた叔母さんが高齢で施設に入ることになり、そちらの家問題が浮上。
俺しか家のお守りできる奴おらんやんけ。

まさかの別荘が増えるんか。
いらんて。
気分を害したわい。
釣りの中継基地にでもするか。

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