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2023/8/20 引退

2023.08.27
DAICHI

 


ブログではみなさまお久しぶりです。
先日引退させて頂いたDAICHIです。


今回引退試合でしっかり話せなかったのでここに改めて書かせてもらえるようにお願いしました。
せっかくなので引退までとその当日の感想なども書きながらいけたらと思います。
文才は皆無ですが良ければ読んでいってください

 

今更ですが経緯を説明しますと引退する運びになった理由が腰椎椎間板ヘルニアの悪化です。


以前欠場してから
保存療法で治療をしてきまして復帰してからというもののもちろん完治する怪我ではないので試合しては治療してを繰り返し騙し騙しやってきましたがふとある事がよぎったんです。

『一体自分はこの怪我といつまで付き合うんだろ?次爆発して試合出来なくなったらどうしよう?果たしてこのままでいいのか?』

ちょうど6人ベルト取られた時かな?
尼崎大会でタイトル取れなかって落ち込んでたのもあったのかな?

 


そこで決心がついたんです。

 

 

お客さんの前で全て出し切れる間に引退しようと。

 

 


映像みてて『プロレスはゴールなきマラソン』と言葉ちょうどその時聞いたんですけど


みなさん長く続けられて引退ってのが多いんですがみんながみんな最後までやり続けて引退できる訳じゃないと、怪我に泣かされ不本意で引退を余儀なくされる方ももちろんいらっしゃいます。

 


前者か後者なら自分は後者になるかもしれないなと思い引退と言う言葉が出ました。

 

不本意で終わる前に自分の意思で終わらせてやろうと。

 


発表をした当初は正直実感やらは正直薄かったです。
ただこの人とこうやって戦うのは最後かという思いはずっとありました。


実感を感じ始めたのは7月ぐらいかな。


他団体さんからのオファーがかかり
それも昔からの繋がり人間関係という事もあり
短い期間かもしれないですが引退ロードに向かってるんだなと思いました。


後藤と当たったり組んだりしてたので
出会った頃と変わってほんと強く頼もしくなったな〜
なんて口にも出さなかったですけど想い馳せることはありました。


大将とのアイラブ紫焔戦も1番直近の先輩で今まで沢山試合したのもあるし、ましてやアイラブ紫焔賭けて戦った過去もあったので色んな思いがよぎりました〜

 


感傷に浸る気はないなんてツイートしてましたがバリバリしてました(笑)

ヒールとして失格なんですけど
人間ですものやっぱりありますよね
表には出しませんでしたが


最後の上本町大会は対戦相手X

対戦相手予想とかもしたんですが
最後は願望でTORU選手であれと勝手に思い込んでました。。。

 

紫焔入る前に観に行った興行でこんな選手になりたいと尊敬の念を1番に抱いた選手。

プロレス、遊びに関してもめちゃくちゃお世話になった先輩。

 

引退試合と変わらぬほど力を出し切れましたが完璧に叩きのめされました。
この試合後のTORU選手の言葉で引退前に泣きそうだったんですがグッと堪えきれました。

 


いざ引退試合当日。
引退の寂しさがあり、楽しみもあり、それを上回る以上の緊張で迎えました。

 

今だから言える話自分の入場曲がヒットした瞬間に既に一度涙が出ました。(本当に目がメッシュのマスクマンで良かった)

始まる前からメソメソしてて最後の試合晴れ晴れしく出れるか!と自分自身に一喝入れました。


みんなの声援、沢山の紙テープ一つ一つが引退を痛感させてくれました。


試合自体必死に向かって集中しててあまり書くことが少なくなるんですが


ロックアップを組んで『あぁ、昔よく純さんに教わってアドバイス受けたな〜』なんて浸ってたらヘッドロック取られてしまったり

ソバットからのミドルキック食らってグロッキーになってる所に飛んできたのを観てデビュー戦がフラッシュバックしたり


最後は沢山猛攻を受けて意識が朦朧としてたんですがまだこのリングで居たいって思いから返せた気がします。

おぼろげな意識の中
お客さんはもちろん紫焔の仲間の声援も聞こえ
藤江選手が飛んでくる時に走馬灯の様に今までの思い出がよぎりました。


そして、
3カウントが聞こえそこで終わりを痛感し知らぬ間に涙が溢れていました。

 


最後にマイクで引退に悔いがあると言いましたがあれだけの声援中でもう試合が出来ないと思うと自分に嘘はつけないなと思い口から出ました。

 

でも自分の選んだ道。
今はあれだけ盛大に見届けてもらえて最後を迎えて良かったと思います。

 


最後に


自分自身身体は大きくなく規格外のパワーもなければ派手な飛び技や運動神経もありませんでした。

 

そこで自分へのアイデンティティとして腕攻めにこだわってやってきました。
もちろん好きだった選手の影響もあります。


とにかくこだわった事は色んな状態からへの多様な腕攻めのバリエーション織り交ぜてお客さんを驚かせたいという一心でした。

 

『こっから関節入るんだ!』とか『この体勢から腕攻め!?』と歓声が湧く瞬間、えげつなさから悲鳴が上がる瞬間がプロレスをしてて何より楽しい時間でした。


自分の考えこだわり抜いた事を1人でも多くのお客さんの記憶に残れば何よりの幸せです。

 

今で10年間本当にありがとうございました!
また会場でお手伝いにひょっこり来てるかもしれませんがその時はよろしくお願いします。

 


PS.
引退に向けて紫焔のみんなが私の引退興行のために遠くから試合に来てもらったり、グッズや素敵な映像、紙テープを制作してくださったり、来れなくても連絡をくれた後輩やお祝いしてくださった先輩方に感謝しきれません。
そんな思いがあり引退してレスラーDAICHIじゃなくなったのでRATを抜けさせてもらいみんなと記念を残したかったです。
集合写真は宝物です。

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