ボンバー奥野の爆弾発言415
お疲れ様です。
ボンバー奥野です。
今週も盛り盛りなのでさっそく。
先日は東成区民センター大会でした。
ご観戦ありがとうございました。
シングル王座4度目の防衛に成功しました。
そして、ハードすぎる戦いではありましたが、マロ栗山にシングルマッチで勝利することが出来ました。
マロ栗山を挑戦者に指名した理由。
最多防衛記録を持っている男から勝ってチャンピオンとしての箔を付ける。
もちろんそれはあるんだけど、正直これは表向きの理由というか、いくつかあるうちの一つでしかない。
まだ若手で、曰く「専属運転手」だった頃の俺がマロ栗山に口酸っぱく言われていたことがあった。
「プロレスラーのピークは35歳だからそれまでにシングルベルトを獲れ」と。
肉体的にまだ激しい衰えがなく、技術の習得・実践も充実かつ精神的にも成熟している。いわゆる心技体のバランスがレスラーとして最もとれているのが35歳。それ以降は絶対に何かしらの衰えが来るからシングルを取るなら絶対にそれまでに狙えと。まして若くない年齢でのデビューだからそこは絶対に考えた方がいいと。
まだ1、2年目の頃はイマイチピンと来ていなかったけど、4、5年目、32、33歳くらいになって急に現実味を帯びてきたのを覚えてる。
若手の枠を抜けてレスラーとしての成長曲線を描けるようになってきたけど、一方で肉体は30歳を過ぎた時点で20代の頃と比べて明らかな衰えも感じていたし、生活の変化・心境の変化等々もあり、なるほどあれは本当だったんだと。
ただ、それに気づいた時点では何のタイトルも取ってなかったし、身内からも不発弾不発弾と言われ続けていた頃で、とてもじゃないけどあと2、3年でシングルベルトを巻く未来なんてまるで描けていなかった。
ただ、だからこそ、そこからは目標設定を明確にやってきたし、自分へのプレッシャーもかけてきた。そして自分にブーストが掛かるようなチャンスには常に手を伸ばしてきたし、逆境でもとにかくもがいてきた。
その末でやっと去年の末にシングルベルトを取ることが出来た。
この結果があったのはマロ栗山の言葉があったから。それは間違いない。
厳密に言えば取った時は36歳になってしまってたけど。
かくして俺はシングルベルトを巻き、3度の防衛を重ねてきた。
それなりに自信も実績も重ねてきた。
最近思うことがある。
みんないつまでプロレスを続けるんだろうと。
変な意味でもネガティブな意味でもはよやめてまえ的なことではない。
誰にもプロレスを辞める時っていうのは遅かれ早かれ等しくやってくる。
紫焔のいわゆるベテランと呼ばれる人たちは50代前後が多いしみんな元気だけど、普通に考えりゃとっくに辞めていてもおかしくない。
そう考えた時に、あの人たちとガッツリやり合うには今しかないと。
8月の大会で誰とやるべきか。色んな人の名前が浮かんだけど、その中で残ったのがマロ栗山だった。
今、俺が36歳。
マロ栗山は48歳か。干支一回りも違う。
ブログ等々では、プロレス人生もそう長くはないみたいなことをたびたび書いてる。
そんなことを言っていつまでも続けていそうな気もするし、近いうちにアッサリ身を引いているかもしれない。
本当のことは俺に走る由もないけど、見る限りでは少なくとも衰えなんて感じはしないし、直近まで“I LOVE紫焔”のベルトも持っていた。
事実として俺は7月の大会で直接ピンフォールも奪われた。
やっぱりあの人は強いし、超えるべき壁なんだと。そう思った。
「35歳ピーク論」で言うなら今がさまさに俺の全盛期。
マロ栗山と戦うならここしかない。
これが、俺がマロ栗山を指名した理由です。
そして迎えた防衛戦。
試合前は不思議と落ち着いてたけど、やっぱりあれだけハードな攻撃を浴びるともう、ね。凶器も含めて。
だからもうとにかく必死。死に物狂いだった。
ギリ上回ったな、俺が。
マロ栗山に勝つんだっていう俺の熱い気持ちが。
めちゃくちゃな試合だったかもしれないけど、勝ち抜いたのは俺。
素直に嬉しいし、誇るべき結果を残せたと思う。
でもね、勝ったから言うわけでもないけど、もう「35歳ピーク論」に縛られる必要はないなと。
確かに俺は35歳の年にシングルベルトを巻いた。
じゃあここからは?
あとは落ちていく一方か?
もちろんそんなことはない。
確かに肉体的な衰えを抑えることは難しいけど、技術なり精神的な成長に終わりはないから。
何かがマイナスになってもそれを補う術はある。そしてそれを考える頭は育つ。
少なくとも諦めることさえなければ。
そういうものじゃないのかな。まだ俺にはわからんけど。
だからこれが最後なんてもちろん思ってない。
まだまだってことならまたやりましょう。何度でも。
ともあれ僕の夏はひと足さきに終わりました。
しかし熱く燃えるよう戦いは休みなく年中いつでも。
ということで9月もよろしくお願いいたします!
それでは。





