南の島のバカンスの巻
好きなチャーリーは浜。上田馬之骨でございます。今回は前置きもなく、いきなり本題に入ります。今回のテーマは「進退問題」について書かざるを得ない状況です。
今に始まったことではないのだが、私はよく引退勧告をされる。まあよくある身内の中の冗談の一環なのだが、どうもそうではないらしい。私も馬をやって10年以上になるわけだが、自分の意思だけで積み重ねた10年というわけではない。途中でテコ入れがあって、キャラ設定が変わったり、使う技が変わったりと変化があった。その積み重ねた結果が、引退勧告なのである。
私はプロレスがものすごく下手クソだ。いわゆるやめたほうがいいレベルだという。レスリングはできない、受け身はとれない、相手をケガさせると、良い所がまったくない。以前までは、やめた方がいいとか、やめるべきとか言われていたが、今はやめなければいけないとまで言われる始末。そして何より、馬には価値がない。むしろ負債でしかない。紫焔にとっては、やめてほしいレスラーのひとりなのである。
馬ッスルデンジャラスについても、榎並さん尾久さんから、解散という言葉が口にでるようになった。仲間の二人にすら、見放されつつある。確かに、馬ッスルデンジャラスの負けが続くのは、全て私の責任だ。私がレスラーとしても素人以下だから、皆に迷惑をかけている。馬ッスルデンジャラスだけでなく、紫焔の看板にキズをつけている。
紫焔としても、私の口から引退の一言を待っている。そんな状況である。しかし、紫焔以外でプロレスが出来る環境は無いのである。たとえ無様であろうが、紫焔のリングにしがみつこうと決心した次第である。現役を続ければ、どこかでなにかがあるかもしれないが、やめてしまったらもう何もない。いつまで続くかはわからないが、現役は続投する。
つづく