ボンバー奥野の爆弾発言380

お疲れ様です。

ボンバー奥野です。

プロレスリングHEA-UP後楽園大会が終わりました。
終わってしまえばあっという間だったな。
直後の思いは清々しい感じでSNSにも書いたけど、帰ってきて落ち着いて振り返ってみれば結局ベルト獲れなかったんかーいっていうね…。
前日の上本町大会のマイクでえらく格好つけたようなことを言ってたのに…。
試合中の、あそこでああしておけば、だとか、決して実力で劣っていることはなかったはずだけど、ああ、こういう部分は負けていたな、とかそういう悔しい思いが多々。
でも、良い経験になったと言ことだけは確か。
せっかくなので改めて振り返りを。

当日は朝11時に新大阪駅に藤江さん、後藤と集合。後藤ははしゃいでた。大久保さんは京都から合流予定。
出発。座席は自由席で、藤江さんと後藤が3列シートの窓側と真ん中に座ったので、大久保さんが一人になるのもアレかと思い僕は前の列へ。
京都駅に着き大久保さんが乗ってきた。僕の隣に来るかと思いきや後藤の横へ。
あれ・・・。
どうせ緊張してくるだろうから誰かと喋っていたかったのに・・・。
でも3人は3人で試合のことを話したりするだろうからこれでいいのか。
それならということで試合の映像などを見つつまたああでもないこうでもないと考え始める。たまに大久保さんが後ろからちょっかいをかけてくる。なんなんだ。
それで集中が切れてあんまり考えすぎも良くないか・・・、と別のことをしてみるけど、いやいややっぱり、とまた考えては・・・の繰り返し。
完全に良くない傾向だったので寝ることに。
14時頃に東京着。
あっという間だった。そんなに寝つけなかったような感覚だったのに結構寝てたのか。
ここからちょっと緊張し始める。
水道橋へ移動。
会場にこそ行ったことがないけど、その周りは何度も散策したことがある。
見慣れた風景だった。
なんかやけに人が多いなと思いきや隣の東京ドームでMrs.GREEN APPLEのライブがあったらしい。じゃあさすがにこっちに人が入らなかったのも仕方がないか。そういうことにしておこう。
後楽園ホール着。
名古屋勢も着いていた。しみゆーこと清水だけいなかった。
リング設営開始。いよいよ会場へ。搬入経路から会場に入ると映像等々で見たあの光景が広がっていた。
まばゆい照明。オレンジ色のひな壇。バルコニー。年季の入ったフロアタイル、カーテン、鉄扉。
凄い。本当に来た。
この瞬間はみんなテンション上がっていたはず。
設営が進む。選手の人数もさることながらヒートアップのボランティアの皆さんがたくさんいたので結構早く終わった。ありがとうございました。

改めて会場を見渡すと思っていたよりは狭く感じる。多分試合中も色んな人の顔が見えるんだろうなぁ。あまり見えすぎると緊張するので若干不安に。

設営終わりで開場まで2時間弱くらい。本当に時間が流れるのが早い。
控室に戻る。この辺のバックステージがコメントの映像でよく見るのまんまだった。感激。
選手はみんな緊張というより楽しみっていう顔をしていた。
僕はというと緊張してないこともないけど、ド緊張というほどでもない微妙な感じでした。
開場中にはヒートアップ道場生による発表会をやっていた。
小学生たちの選手になり切った入場パフォーマンスにほっこり。そして試合はレベルが高すぎてビックリ。
その後少し売店へ。
紫焔ファンの方も既に数名来られていた。こんなド平日にわざわざ時間を空けて東京に来ていただいて、本当に頭が下がる思いでした。ありがとうございます。
ポン太さんや宇藤さんにもお会いしたのでご挨拶を。
再び控室へ。
試合が近づくにつれ色んな人が「お前なら大丈夫」と声をかけてくれるのが本当にありがたかった。いつもこういう時でも茶化してくる大久保さんもマジトーンでちょっと笑ってしまった。
休憩もないので大会がガンガン進行していく。
気づけばもう、という感じでした。
正直この時点ではもうほとんど緊張もなくなってた。
言い方はあれだけど、全然満員には足らないということはわかっていたから「後楽園と言っても」という気持ちがあった。もちろん自分を落ち着かせるためではあるけど。
入場曲が鳴ってゲートを飛び出す。
これも事前に予習の動画を上げてもらっていたからか、一緒にコールしてくれる人が沢山。
もちろん全然知らなくて「え、なにこれ?」みたいな顔の人もたくさんいた。いい感じですねぇ。
一緒に声出してくれているお客さんがいっぱいいたことと、ひな壇後方がかなり薄暗かったからか、人の少なさはあまり感じなかった。
続いて秦野が入場してくる。多分だけど、俺より全然緊張していた。あたりまえだけど、ホームで防衛しなければいけない立場の方がプレッシャーエグかっただろう。
マッチスポンサーでリングに上がっていただいたお二人もよく知っている方。
多分お二人もめちゃくちゃ緊張されてた。多分僕が一番緊張してなかった。
リングサイドを見渡しても知っている方ばかり。
アウェーのはずなのに全然ホーム感。
コール時に投げられた大量の赤い紙テープ。
視界ほぼ真っ赤っか。あの瞬間の光景は一生忘れられない。
試合は序盤ちょっとだけ攻められるも主導権を握り返す。
プロレスを見慣れていないのか、ボディスラム一発で顔が歪むお客さんの顔も見える。これがたまらない。
と、結構ペース掴めてるぞよしよしと思いきやスワンダイブのプランチャを食らってから五分五分に。
最初緊張してたような気がするのもどこへやら。
試合中からギアを上げてくるのが秦野。
結構攻めてたつもりでも意外とあっさりペースを握り返されたし、運動量も落ちてこない。
後半は一進一退だったと思う。
これは前回も感じたことだけど、ああ見えてやっぱり熱い男というか、結構戦いの中で声出して、顔をぐちゃぐちゃにしながら殴りかかってくるところなんか、ああ、やっぱり若鯱プロレスだな、と思った。
多少内容に毛は生えたけど、基本は大声出してぶつかり合って、負けん気だけで向かっていくということは変わらない。
そんな試合だったと思う。
結果、負けた。
何が勝敗を分けたか明確にはわからない。
チャンピオンになった秦野は間違いなく強かった。
それでも終わった瞬間だけは清々しかったな。
この舞台で秦野と戦えたこと、お客さんが盛り上がったことが何より嬉しかったし、何よりアイツが言っていた「二人で後楽園のメインに勝つ」っていう言葉はしっかり果たせたんじゃないかと。それだけで気分は最高だった。
全国的に見ればどこの馬の骨ともわからない地方の団体の二人だけど、しっかりと後楽園のメインを務め上げた。
少なくともあの場にいたお客さんにはその事実をしっかりと届けることができた。
これは俺らにとって大きな財産になる。
だからこそ、もっと大きな舞台、大勢の人に届けるようにしかなくちゃいけないと思う。
今回は夢の後楽園のその一端に触れただけ。
次こそはより多くの人に俺らのプロレスが届くように。
まだまだ頑張らないとな。
今回はありがとう。
でも次は俺が勝つよ!

終わってクタクタになりながら物販に出て、片づけて、と色々やってたらもう後楽園を後にしなきゃいけない時間が来ていた。
まだまだいたかったなぁ。
もっともっとここで試合がしたいなぁ。
本気でそう思った。
この舞台を作っていただいたTAMURAさんはじめHEAT-UPの皆さんには本当に感謝です。
試合前にTAMURAさんが「お客さんは入らなかったけど、皆さんの夢を買ったと思えば」ということを言っていた。
その男気と熱さに報いるためにもっともっと頑張ります。
ありがとうございました。
負けはしたけど、得たものはたくさんある。
それを必ず紫焔のリングに持ち帰って戦い続けます。
俺らも負けてられん。
これからのボンバー奥野に是非期待してください!!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次