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6/27 東成大会見所解説

2021.06.26
企画

いつもプロレスリング紫焔を応援していただきありがとうございます。
明日はいよいよプロレスリング紫焔東成区民センター大会!
いよいよ興行再開となり、はち切れんばかりの熱気に溢れそうな全6試合!
大会に先立って各対戦カードの見どころ、解説をしていきたいと思います。
※第2試合以降は4月25日更新「チキチキ!アスカの”タイマン”見所解説ッッ!!」再掲となります

【オープニングマッチ】
6人タッグマッチ20分一本勝負
マロ栗山・ラスカル藤原・ドングリー藤江
VS
アスカ・ザ・ワールド・大久保寛人・ジョーカー冬木
◆見所
「タイマン」ではマロ栗山・ジョーカー冬木によるシングルマッチがラインナップされていたが、中止後の5月23日に開催された道場マッチにおいて6人タッグマッチながらマロが冬木を退け「冬木に対しては全く熱くならない」と発言。
カード変更となりダークマッチ出場予定であったラスカル藤原・ドングリー藤江がマロと、そしてアスカ・ザ・ワールド・大久保寛人が冬木とそれぞれタッグを組んでオープニングマッチ登場となる。
これによりマロの標的はアスカ・大久保にスイッチ。2人とも餌食になるのはゴメンだとSNS上で標的となることを譲り合いつつも、何故かアスカだけはマロが最近仕事上で大きな被害を被ったという黒猫の画像を送ったりと挑発を繰り返す。
果たしてマロによる制裁は狙い通り(?)アスカへと向けられるのか。はたまた胸を撫で下ろしているであろう大久保なのか。それとも屈辱のカード変更となった冬木が一矢報いることができるのか。そしてフジツーの連携はあるのか。
非常に見どころの多いオープニングマッチとなった。


【第2試合】
シングルマッチ20分一本勝負
ボンバー奥野
VS
後藤 哲也
◆アスカ的見所
これからの紫焔にとってすんごい大事な試合。”紫焔の未来を担う2人”の試合と銘打たれてるけど、どちらが”紫焔の未来を担えるか”の試合やと思う。
最近の奥野を見てると、ものすごくサラリーマンしてる。悪い意味で。
お客さんに気ぃ使い、対戦相手に気ぃ使い、紫焔上層部に気ぃ使い。しかも多分無意識で。
“不器用でもガムシャラ”が良かったのに、年次を重ねて団体に慣れてきたからか、なーんか毎試合こなしてない?そんなやつが一丁前ぶって吠えてても、結果が出る訳もないし、何よりサブい。
対する後藤は、スポンジ野郎。良い意味で。
例えるなら”序盤に捕まえたザコポケモンをチャンピオンロードのガチレベポケモンに対峙させまくる”が如く、バカデカい経験値を団体内外問わずガンガン吸収してレベル上げまくっとる。しかも学プロ出身という”厳選済み高個体値ポケモン”。
さらにさらに連戦で身体に蓄積するダメージすら”楽しさ”という狂走薬があるから走り続けられるというガンギマリ状態。
今の奥野と後藤の1番大きな違いは、身体でも技術でも経験値でもなく、プロレスが”楽しい”かどうか。それで言うと今は圧倒的に後藤に分があるように見える。奥野はもう4年目、学プロで言ったら最上級生として後輩の壁になる年次。
今まで誰よりも先輩達の壁にぶつかり続けてきた奥野が、初めて先輩として”後輩からの突き上げ”を経験するこの試合で、いかに試合を”楽しむ”かが大きな鍵になる。
負けても失うものの無い後藤
負けたら失うものしか無い奥野
もはやパワーとか技術じゃない、どっちが”自分のプロレス”を貫けるかの勝負。
追い込まれた手負いの獣の方が、死ぬ気で相手の首を噛み切れる。
奥野の長っがーーーーーーい導火線がそろそろ大爆発を起こすのか。はたまた後藤が飛び越えていくか。爆弾vsミサイル、第一試合から火薬量MAXで、お客さんが疲れるくらい熱量ブリバリの闘いに期待。2人共、やっちゃえ!!!


【第3試合】
“I LOVE 紫焔”選手権試合
シングルマッチ30分一本勝負
キアイリュウケンエッちゃん
VS
川端佑子
◆アスカ的見所
今回の『タイマン』興行において最も意外性のあるカードは間違いなくこの試合。だって川端佑子、ポスターにすら載ってなかったんだもの。
そして、今までずーっとアンダーカード、試合が組まれなかった事すらあった川端佑子がついにベルトに挑むとなると楽しみでしょうがない。
川端佑子、通称”バタ子”(ハートさんが呼び出した)が紫焔に入ってきた時、男ばっかりの中に女性はただ1人で、正直すぐ辞めるのかと思ってた。おまけに総合格闘技出身で高所恐怖症、ボディスラムすら怖くて目を瞑ってしまう。いやいやプロレスできるんかよ・・・って全員が思ってた。
それでも折れずにここまで来たからこその”強み”がバタ子にはある。身体は小さい、力もない、プロレスも上手くない、それでも喰らい付いてきた牙とあの猛禽類みたいな眼があれば、マジでエッちゃん倒すんちゃうかって期待してしまう。
アイラブ紫焔の試合ルールは王者が決めれる。
そんな挑戦者を相手に、”茶番の帝王”こと王者エッちゃんはどんなルールを持ってくるのか。
何にせよ、高所恐怖症のバタ子にとって、エッちゃんの必殺技”雪崩式ブレーンバスター”は最恐の技である事だけは間違いない。
全てを自分色に染めるエッちゃんワールドに、バタ子の色が入るとどうなるか・・・お空のお星様になった同期ケルベロス松本の分も、化学反応を起こすのだバタ子ッッッッ!!!!!


【第4試合】
シングルマッチ30分一本勝負
滝井 洋介
VS
バハムート
◆アスカ的見所
学生プロレス時代、アスカはRWF立命館プロレス同好会という京都の学プロに所属してた。その頃から逸話的にずっと聞かされ続けてた事、それが”OWFのOBはヤバい”ということ。
OWFとは紫焔のほとんどのレスラーが属していた大阪学院大学の学生プロレス団体。アスカが学プロ4年の時からOWFに行き、さらに紫焔に所属するようになってからも常々思い続けてる、いや、思わされ続けてる。”OWFのOBはヤバい”。
キアイリュウケンエッちゃん、タイガーハート、マロ栗山、ラスカル藤原、ドングリー藤江、苺谷みるく、ハカイダー伊藤、マジで殺しても死なない人ばっかりで(アスカの実体験で、マロさんの顔面人中にミサイルキックフルで蹴り込んだのに首コキコキってすぐ立ってきた時は死ぬほどビビった)。
そんなヤバいOWFからまた新たに紫焔に襲来したのが滝井洋介とバハムートの2人。
実際、洋介さんは紫焔に来てから無敗。バハムートさんは史上最短で6タッグベルト奪取。ほらやっぱり、”OWFのOBはヤバい”やん。
もしアスカが紫焔を知らずに紫焔を観戦したとしたら、小学生アスカなら洋介さん、中学生アスカならバハムートさんのファンになってるやろう。実際洋介さんにはちびっ子ファンが多いし、バハムートさんは明らかに女性のファンが増えてる気がする。あんだけ色気あったらそらそうやな。
この一戦、どちらが勝つにしろ紫焔の勢力図がまた大きく動くし、きっとお客さんもみんな思うやろう、”OWFのOBはヤバい”って。

【第5試合】
シングルマッチ30分一本勝負
トモ榎並
VS
政岡 純
◆アスカ的見所
“紫焔で1番華のある男”vs”紫焔で1番華の無い男”。
もし2人と同じクラスやったら、純ちゃんは最初嫌いやけど何やかんや高校2年の終わりくらいから仲良くなりだして最終めちゃくちゃ仲良くなると思うし、榎並さんは高校3年間一言もしゃべらずにギリ顔が浮かばんまま終わる。そんな真逆2人のシングルマッチやからこそ、期待値もブチ上がりしてる一戦。
純ちゃんは言わずもがな、経験値、プロレス脳、コンディション、色気、どれを取っても最高の状態。今月30歳になってさらに脂も乗りまくり。アスカが知り合ってから確実に今が1番強いと思う。
対する榎並さんはいぶし銀で・・・いや、違う。みんな気づいてない。榎並さんの狂気に。その秘めたる狂気たるや、漫画『ベルセルク』で蝕を経験した後のガッツのような、妬み嫉みが溢れ出るあの猟奇殺人鬼よろしくの濁り切った目を見てもらえば何となく伝わると思う。
私服も全身無地の真っ黒。コスチュームも無地の真っ黒。承認欲求の塊であるはずのレスラー達は目立つように色柄文字を入れたりすんのに、ただ1人無地の真っ黒。もはや黒色ではなく闇色と呼んだ方がいい気がする。
そしてそんな榎並さんが最も妬み嫉んでるのが、今回の対戦相手、政岡純である。単純に人気者が大嫌いなのだ。
実際榎並さんが「純ちゃんはいいよな〜他団体出てるからってチヤホヤされて〜俺なんか〜」的な事を言ってるのをこれまで幾度となく耳にしてきた。
この試合、純ちゃんがトラースキックで榎並さんの頭をボコボコ蹴った時、ガチマジ狂気スイッチが入るかどうかで試合の命運が決まる。いや純ちゃんの命すらキマってしまう気がする。
榎並さんの狂気パイルドライバーで身長10センチくらい縮まされる純ちゃんを見て、会場の純ちゃんファンが悲鳴ドン引きするのを見て、榎並さんは初めて満面の笑みでこう言うはず。

デーーーーンジャラーーーース(自称)!!!!!!!!!!!!

榎並さんの闇が純ちゃんの輝きすら飲み込むのか、それとも格の違いを見せつけるのか。必見である。

【セミファイナル】
シングルマッチ30分一本勝負
タイガーハート
VS
麒麟
◆アスカ的見所
アスカは今年でプロレス12年目なんやけど、そうなって改めてハートさんの凄さを感じる。プロレスキャリア30年、アスカが精子の頃からプロレスしてて、しかもそのプロレスキャリアでほぼ負けた事がないと、いやただの化け物やん。実際50歳であのバチバチの身体に金髪ロン毛。プロレス関係なくても目を合わせたくない完全なるヤバ人である。
そんなハートさんが何より大事にしてるマスクを、いつぞやの試合で麒麟が剥がしブチギレさせた事で実現したこの試合。
知ってる人は知ってるのだが、ハートさんはマスク愛がエグい。一度控え室でアスカが勝手にマスクを触ってたら「触んなコラ!」とかなりしっかりめに怒られた事がある。そんなマスクを1番目立つリングという場で、お客さんの前で剥がされたんやから、その怒り心頭具合ったらないやろう。
対する麒麟は現紫焔タッグ王者。他評は知らないが、アスカ的に麒麟といえば”見た目100点プロレス0点”の男。そんな麒麟がLIBELTAとして、磯部と組んで、タッグ王者としてどこまで成長するのかと思ったが、せいぜいプロレス20点くらいがいいとこで、なーんかやっぱりイマイチ。試合も9割磯部が動いてる。政岡純のコバンザメの磯部にさらにおんぶに抱っこ状態。コバンザメにくっ付いてるんやから、もはやただのフジツボである。
今回はいつも助けてくれる純ちゃんも磯部もいないシングルマッチ。フジツボもとい麒麟の真の今の実力が試される時。そして麒麟としての実力だけじゃなく、紫焔タッグ王者としての実力としても見られる。
ベルトを獲ってからの磯部の勢いは純ちゃんと同等かそれ以上やとアスカは思ってる。そんな磯部にポイされないようにも、麒麟にとって今回の試合はめちゃくちゃ大事。
相手は何をやっても死なない化け物タイガーハートなんやから、タッグ王者の立場とか、キャリアとか、ヒールとか余計な事は考えず、殺す気でかかっていって欲しい。
じゃないと、お客さんから”紫焔のタッグ王者ってこんなもんか”って思われてしまうんやから。
虎vs麒麟、もとい虎vsフジツボにならないよう、魔界の血を燃やしてなりふり構わずタイガーハートの首に噛みついていくのだッッッッ!!!

【メインイベント】
プロレスリング紫焔シングル選手権試合
シングルマッチ60分一本勝負
谷口 弘晃(王者)
VS
ライパチ磯部(挑戦者)
◆アスカ的見所
谷口が紫焔のシングルベルトを獲って1週間での防衛戦。普通に考えて1週間でベルトが移動する訳ないと思われるかも知れないが、今の磯部の勢いなら十分有り得るとマジで思う。
磯部は、あいつが学プロデビューした時から見てきたけど、ずーっと何でも器用にこなす”だけ”のレスラーやと思ってた。やからこそ、フジツーのカバン持ちとか、永遠の3番手とか、タッグ”パートナー”としてなら良いとか、イマイチこれという武器もないまま”それなりに”やってきた印象。
そんな磯部がLIBERTAというヒールユニットに入って、タッグ王者になってから、完全に化けた。
ここ最近、アスカが見てて、紫焔の興行で面白かった試合には必ず磯部が関わってる気がする。
そんな磯部が化けた最大の要因は”アンテナ”の強さやと思う。試合中に”決め時”を察知するアンテナ、試合外で自分にとっての1番”美味しい部分”を察知するアンテナ。お客さんの1番ムカつく事を察知して”怒りを増幅”させるアンテナ。受信速度が5Gどころのレベルじゃない。やはり常に先輩のご機嫌を伺って太鼓持ちをし続けてきたヤツの性格が、このとんでもアンテナを生んだに違いない。
やからこそ、磯部の”アンテナ”が察知したシングルベルトを狙うタイミングは今。谷口が紫焔のチャンピオンとして完成しきる前の、ベルト取り立てホヤホヤ初防衛戦という、ある意味1番取り易いこのタイミング。
大久保戦と違って、この一戦はただただ攻めダルマになるだけじゃ、今の磯部の、そしてLIBELTAの牙城は崩せへん。
谷口が紫焔の新チャンピオンとしてどんな姿を見せるか、王者としての真の強さが試される一戦。
谷口が駆け抜けるか、磯部が2冠になるか、爆見ッッッッ!!!


以上、全6試合。
13時ゴング!
なお、12時50分頃よりダークマッチも予定しております。
引き続き、新型コロナウィルスの感染拡大防止策などにご協力をよろしくお願い致します。
※ご来場の皆様はホームページトップに掲載してある注意事項を必ずご確認願います。

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