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ブラッディー・マローの瀉血教室

2022.08.26
マロ栗山

先週末はプロレスリング紫焔、夏のビッグマッチ、東成区民センターで有料興行であった。
何かのう、どいつもコイツも昨年の夏のビッグマッチはウンタラカンタラヘチャチャじゃと過去の振り返りをしておるではないか、気分を害したわい。
過去の試合については結構忘れておる若年性ナンチャラを発症しておる俺からすれば、昨年の事などパッと出て来んのであるが、ちと興味が湧いたゆえ調べてみれば、政岡の紫焔所属ラストの興行で、何じゃ、アイラブ紫焔がアイラブ政岡純になってヘチャチャや言う試合じゃったの。もう忘れたわ。
何かホンワカしてユルくてヌルい事やっておったのう、気分を害したわい。そっから6人タッグからシングルから紫焔本流の最前線で突っ走って、迎えた今年の夏のビッグマッチである。ある意味昨夏からプロレスに関してはここ数年で一番充実しておるのう。もうゴールが見える位置まできておると言うに、なかなかプロレスの神というのが存在するならば酷じゃわい。しかし、それがまた楽しい、まだしばらくの間、ここに居座っていたいちゅう願望が強いのも確かである。

そんな今年の夏のビッグマッチ、前述した政岡が参戦ししかも藤江とシングルちゅう、昨年までの紫焔ドル箱カードやら、タッグ選手権やら、ビッグマッチにふさわしい豪華カードを抑えて、メインは俺である。以前谷口とのタイトルマッチの際も、周年でのビッグマッチで同様の事書いておったと思うが、今回は成長株とは言え若手の後藤。いくら先の6人タッグのタイトル戦で谷口から取ったとか、タイトル奪取で俺からの宿題の箔を付けるちゅう事をクリアしたとは言え、俺からしたらまだまだ格下感アリアリちゅうのがあったんよ。しかし、それは良い意味で覆されたかのう。何でせいやとのタイトルマッチがセミファイナルで後藤とのタイトルマッチがメインイベントなんやちゅうのは、前回の当ブログで言及しておった故割愛するで。ともかく、結果はまあ当然としても、俺は非常に楽しめたので満悦じゃったのう。ただ、前にプレッシャーかかる程ええカードが並んでおった故、ちっと折檻が過剰になったのはまあご愛嬌じゃのうフォッフォッフォッ。

 

 

 

 

 

 

 

紫焔ファンの皆様御機嫌よう。

 

 

 

 

 

 

 


令和のシャイニング、ジャック・ニコルソン栗山です。

 

 

 


今回は掴みの話題もなくプロレスの話題で、のっけからガンガン行っておるが、今回の対戦相手の後藤、奴のブログでも触れておったが、面識は結構前からあったが、組んだことはあれど試合で当たる、対角に立つというのが完全に初。んでその初遭遇が夏のビッグマッチである。勿体ぶって前哨戦もなく正真正銘初対決ちゅうのがええのう。しかし直接肌を合わせてなくても、結構何してくるかちゅうのはある程度予測できたかのう。これ、藤江がポッドキャストで言うてたんしれっと聞いておったのだが、後藤は生粋のプロレスオタク。型にはまってるんよ。チェーン絞首刑切り返してきたんと、場外のスイングスリーパー返してきたんはちっと面食らったが(コレ未だ綺麗に返した奴は殆どおらん)、その後の攻撃がマニュアル通りじゃったな。凶器慣れもしてねえから、ルールも指定して万全を機したのが面白えほど上手く行ったわい。頭カチ割ってやった後は、相当グロッギーになっとって、目とか飛んでたからな。本能でやっとったって感じやったで。若い奴は血の気が多いから、血抜きしてやった方がちったあ大人しくなるかなと思うたら、やり過ぎちゃったかなテヘッ。まあそれでも折れんと向かってきやがったんは評価してくれるわ。気分を害したわい。


レジ袋にパン箱にハンマーに椅子に机にラダーに毒霧と、ぶっちゃけまだまだ若さと勢いだけの後藤には充分すぎるくらいの凶器のラインナップであったが、コイツはあれよ、ビッグマッチ仕様よ。奴はビッグマッチの贄である。しかし実は、俺の一番の凶器である竹刀を忘れてくるという失態を犯してしまっておったのだ。気分を害したわい。
しかしここで竹刀を補って余りある働きをしてくれたのが、10数年ぶりに解禁したビニール傘である。
当日朝雨だったじゃろ。しかし試合前くらいには晴天になり、持って帰るのめんどくせえなあって思うとった時に閃いたのである。開場直前に思い付いて即準備したんよ。アレ当日ずっと雨降ってたら使ってないで。こう言うとこも俺持ってたのうフォッフォッフォッ。
ホンマビニール傘はええ仕事してくれたわ。まあアレはOWF時代の先輩が常用しておった鉄板凶器やったからな。アレで客の心持っていけたんは我ながらナイス選択やったで。
パン箱やハンマーが霞んだわ。


あとはのう、ラリアット20年ぶりくらいに出したりとか、ラダーごとまとめて圧殺とか、俺も大分テンション上がっとったのう。
途中後藤の血を見て最高潮にアガっちまって、試合中、俺にあの中世の吸血鬼とも言われる魔女、エリザベート・バートリーが憑依し、血を浴びたい衝動に駆られたわ。何か血を浴びたら若返るんじゃろ。しかし処女の血じゃねえし、後藤の野郎が吸血鬼やったら俺100%感染してたわけじゃし、そこんとこは気分を害したわい。
しかしのう、あそこまで俺も引き出し開けまくったんも後藤の才能かのうある意味。典型的ディフェンダータイプやから俺と手が合うんかいのう。やられたら光る奴やな。やられてやられて一瞬の隙ついて返す逆転ファイター、プロレスオタクだけに、プロレスも正統派やけどスタイルも典型的正統派主人公タイプじゃのう。俺が気に食わんタイプじゃわい。

しかし、悪いが注意しとったんはその一瞬の逆転技である丸め技くらいやった。谷口の時はいっぱいいっぱいやったがまだ今回余裕はあった。藤江がポッドキャストでこれまた言うてた、ダイビングセントーン出す出さんのとこ、これはビッグマッチのメインとして全てはオーディエンス諸君の為よ。ぶっちゃけその前のラダーにボムぶち込んだとこで、勝ち確信したからのう。

真正面からの攻防では凶器もあり断然俺に分があったわい。なのにそこを馬鹿正直に俺に合わせてきてるってのも、試合後に言うてた、若さと勢いだけやったらもうこれ以上上には行けねえよって事。合わせねえのも作戦やで。

ルールの時点で圧倒的不利なわけやから、そこをどうカバーするんか、それ以前にもてめえに有利なように前捌きするとかのう。前哨戦ねえ分、いかに心理戦で相手に揺さぶりかけるかとか、そう言うクレバーな面とか、フィジカルなとこ以外にももっと磨くとこあるじゃろ。あとは身体がそんなに大きくねえ分テクニックをもっと磨くとかな。ああ、一つ直ぐに身につくモン気分ええから教えたる。
それは、

 

 

 

 

 

 

「常軌を逸した死生観」を身につけたら変わるで。
明日の事考えてたらトップ取れねえで。
まあコレは俺も心構えとしては持っておるけど、まだ全然モノにできてねえけどのう。

 

 

まあ後藤はまだ若いし、センスは抜群。もう10年いや5年もあれば推しも押されぬメインイベンターなってるやろ。ただいつも言うておるが、その未来は必ずくるであろうが今ではねえんだわ。その若さと勢い以外のプラスαを身につけた時、俺がまだこの位置に居座っておったら、同じ舞台でまたやろうや。しかし前述したように5年も俺待てねえんで、そこはこれから俺の予想を前倒しして精進しなさい。ともかく今回は評価する。これが奥野だったら、青木だったら、ダディだったら、ここまでは出来んかったであろうな。コイツらは後藤と違い既にマッチアップしとるから大体わかる。ビッグマッチにも物おじせんあのふてこい態度もまあ、合格。
ベルトも持っておるし、俺の中では頭一つ抜けたかな。若い奴が切磋琢磨するんはええ事や。んでそこで出てきた杭は俺が打つ。うむ、ええ食物連鎖が成り立っておるではないかフォッフォッフォッ。

あとは後藤は日本語おかしいからそこ直せって。直すんそこくらいやっちゅう事はそれだけ今回良かったって事や。
調子に乗るな。
気分を害したわい。

 

 

 

 

 


追伸
後藤ブログよ、あの胴突きの仕掛けにアオイソメのくだり、何じゃアレは。気分を害したわい。

至って普通やないか。

千載一遇のチャンス転がってくるんやったら、目の前でベイト湧いたとかもうちっと言い方あるじゃろ。
そう言うとこやで。
気分を害したわい。

 

 

ついでにもう一つ。

実は、後藤以外に、紫焔で未だシングルはおろかタッグでも全く当たっておらん選手が1人おる。
それは一体誰でしょう?

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