少年忍者田中くんの巻

 好きなミスターは味っ子。上田馬之骨でございます。先日、上本町大会を欠場したわけだが、その理由というのが知人の結婚式に出席するためだった。その知人というのが紆余曲折あって、二度ほど婚約破棄に遭い、年齢的にも婚期を完全に失ったと思いきや、一発逆転で良い嫁さんを見つけて盛大に式を行ったのだ。会場も5つ星ホテルで実にゴージャスであった。

 今は時代が時代で、結婚式も色んなやり方がある。何なら式すら挙げない人も多数派になりつつあるぐらいだ。挙式も人前式で今時な感じだったし、そのセレモニーも色々あって、他人事ではあるのだが大変だなあと思った。縁もゆかりもなさそうな芸能人からビデオメッセージが来るという金のかかった演出もあったが、割と総スカンだった。

 結婚式というのは興行だ。当人たちのための儀式ではあるが、親族や知人など多数の出席者がいて、彼らを楽しませる側面がある。そのために色んな演出をやる。照明や音響も大事な演出だ。新郎新婦が曲に乗って、スポットライトを浴びながら入場するだけでも、出席者は喜ぶ。演出によって、新郎と新婦がさらに輝く。これはプロレスも同じ。プロレスは闘いではあるのだが、そこに観客がいてナンボだし、その観客を楽しませる義務がある。そして試合内容ありきだが、やはり入場等も見せ場だ。また紫焔では、バックステージコメントがあったり、個人でSNSから発信したりと、リングの外側を充実させることで、興行の値打ちを上げている。コスチュームも演出には大事で、みんな大金を払って華やかなコスチュームを作っている。レスラー一丸となって、興行を盛り上げているのだ。

 現在、紫焔では区民センターが中心になっているが、他団体に比べると演出レベルは高いと思う。スクリーンに入場ゲート、照明があるだけでも差別化が図れている。だが、ステラは実に良かった。ただその代償も大きく、会場代が区民センター何回できんねんという価格なのだ。だから頻発できない。その知人も歳いってからの待望の挙式だったので、大奮発したらしい。見積もりの時点でちらっと話を聞いたが、恐ろしい金額だった。やっぱり5つ星は大したもんだ。

 というわけで、今回は興行について語った。興行もコンパクトにやる方法もあれば、ゴージャスにやる方法もある。だが、そのどちらでも興行がたのしいのは同じこと。紫焔は毎月無料興行もやるぐらい、興行には力を入れているので、毎回見に来て損はしない。だから毎回見に来ていいのよ。会場で待ってるね。

つづく

【次回予告】
もぐらの川流れ?もぐら番長inガンジス!
次回「ガリンペイロ 」にご期待ください。

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