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ボンバー奥野の爆弾発言49

2019.08.13
ボンバー奥野

皆様、お疲れ様です。
ボンバー奥野です。
こんにちは。
 
 
 
いやー、それにしてもあっついですね。
こんなに暑いとアレですね。
高校野球の話がしたくなりますよね。
というわけで今回は高校野球の話です。
私はと言えば紫焔にも何人かいる元・高校球児レスラーの1人でして、
関西メジャー系高校の11番手捕手兼2番手スコアラーとして活躍しておりました。
この年はちょっと異常だったんですけど、捕手なんていう比較的不人気ポジションですら12人いるという、まぁ結構なマンモス野球部だったわけです。
チームの実力はと言えば、毎年ベスト16~8をウロウロするぐらいなので、100校以上ある県の中では強豪校の分類には入るでしょう。
上にも書いた通り僕は11番手捕手なのでレギュラーなんて夢のまた夢。
というか、正直元からなれると思ってやってはいなかったです。
120人近くもいるので練習試合も一日に3~4チーム(なんとなくチームのレベルでA~Dって感じで分かれてました)に分かれて行うので、C~Dのチームで気楽にやれればいいや、とまぁ若くして向上心を放棄していたダメ球児でした。同じくらいのカーストに位置する仲間たちとなんだかんだ楽しくはやってましたが。
因みにカースト下位の我々でもたまにAチームに参加させられることがあり、大差がついた2試合目の終盤で代打や代走に出してもらうことがありましたが、このことを自分たちでは”お情け代打=OD”や”お情け代走=ODS”などと揶揄し自嘲していたのも今ではいい思い出です。
ただ、球児としてはダメダメでもさすがにみんな関西メジャー系高校に進学してくるくらいなのでなかなかにクレバー。
率先してマネージャー業を買って出たりBチームのレギュラーを確保するため練習も頑張りつつコーチ陣に取り入ったり、完全に割り切って練習に来るのは2日に1回程度にして全国メジャー系大学進学を目指して勉学にいそしむ者もいたりとレギュラーになれない人間でもマンモス野球部の中でなんとか自分のポジションを確立するために各々が思い思いのやり方で高校野球やっておりました。
そんな感じでうだうだやってた僕にも最後の夏が。
レギュラーにはなれないけどベンチ入りはしたいからスコアラーを目指す⇒あまりにも試合に出られないから「もう少し試合に出してほしい」と監督に直訴してスコアラーを辞めさせてもらうもそもそもヘタクソだから試合に出れない⇒OD、ODS要員
という何の芯もない、クレバーさの欠片もない2年半の集大成。
スタンドの応援団の一員として終わるのであろうと思っていたら、普段イジられキャラだったせいかノリで祭り上げられて応援団長をやることに。
よっしゃ、じゃあ最後ぐらいはやったるかいと意気に感じていると、僕以上に気合の入ったチームメイトたちが応援歌のとりまとめだったりとか後輩に応援の指導などの多少面倒な仕事を全部やってくれたおかげで僕は試合の応援指揮をするだけという楽でおいしい最高のポジションに上り詰めることに。
何か悪い気はしつつもとりあえず応援指揮は楽しいしこれで終われるならいいか♪という最後まで芯のないまま過ぎてゆく夏。
チームも順調に勝ち進んで準決勝へ。
だいたいこの辺りまで来ると新聞でも選手のインタビューだとかでは埋まらないからスタンドの部員なんかのことも取材が来て記事になることもわかっていたので、これはうまくいけば新聞の記事にもなっちゃうぞとワクワクしておりました。
それならもうチームは負けちゃってもいい。
全然いいよと。
どこまでもひたすら最低な気持ちで迎えた試合は僕たちの大応援もむなしく破れてしまいました。
負けた瞬間こそ涙は出たものの、正直試合中は頭のどこかで「もし取材来たら何言おう」とめっちゃ考えてました。
記事になりそうな感動コメントもだいたい思い浮かんだので、記者来いはよ来いと試合後球場の外で取材が来るのを今か今かと待ってたのですが特にそんな様子もなく。
そっちが来ないならと選手にインタビューをしている所にさりげなく近づいてみたりもしましたが、結局僕の所へ取材が来ることはありませんでした。
チームが負けたことより新聞に載らなかったことの方がちょっと悔しい思いをして僕の高校野球は終わりました。
しかし翌日、一応試合の記事に目を通してみると何故か僕のインタビューが載っておりました。
「チーム全員で頑張ってきたのですが……」
的な言った全然言った覚えがないコメントが。
というかもちろん取材を受けた覚えもないし。
なんだこれ?どういうこと?
翌日の最後のミーティングでそのことを話題に出してみると
「あ、それ俺が言っておいたよ」
と、勉強のために2日に1回しか練習に来ず後に全国メジャー大学へ進学したM君が悪びれもせず言い放ちました。
余りにも悪びれることも無く言ったものだから、そこにいた誰もがツッコむことも出来ず。
僕は僕で仕事らしい仕事をほとんどしてない罪悪感からやはりツッコむことも出来ず。
百歩譲って他のチームメイトに言われるならまだいい……!
それでも……、それでも……、練習にほとんど来なかったお前には言われたくなかった……!!
と妙な憤りだけを残して再び僕の高校野球が終わりました。
 
まったくもって高校球児らしからぬ高校球児として過ごしてきたけど、仲間の大切さ、世渡りの大事さ、人生の理不尽さを知ることが出来たとてもとても濃い2年半でした。
いやー、高校野球って本当にいいものですね。
 
最近手抜きブログが続いてしまっていたので気合を入れて書いたらえらい長くなってしまいました。
なので、試合の振り返りなんかは来週で……
 
それでは。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
キーホルダー買ってくれた皆様ありがとうございました!

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