ボンバー奥野の爆弾発言362
お疲れ様です。
おボン休みいかがお過ごしでしょうか?
ボン踊りなど踊ってみてはいかがでしょうか?
ボンバー奥野です。
先週は土曜日がHEAT-UP名古屋大会、日曜日は紫焔東成区民センター大会でした。
両大会ともご観戦ありがとうございました。
まずは土曜日のHEAT-UP名古屋大会。
今回も前回に引き続き紫焔からは私ことボンバー奥野と、大久保、後藤の3人での参戦。
前回まではそれぞれカードはバラバラだったけど、今回は6人タッグで初めて3人で組むことに。
相手はHEAT-UPの今井礼夢・裕希斗・三輪マーロン翔太の3人。
6月にTAMURA☆GENE☆代表に勝ち、前回は3WAYで今井礼夢に勝ち、個人としては対HEAT-UP2連勝中。
対抗戦と銘打たれたこのシリーズで今この戦績だからこちらはもうガンガンいこうと。
向こうのビッグマッチ前で、シングル、タッグの両タイトルが流出中、という状況だけど、どういう結果になろうが俺らとしてはもちろんその次を狙ってる。
そこに辿り着くまで全勝で行ってやろうと。
が、結果は裕希斗の丸め込みに敗れるという。
しかも俺が。
今振り返ってみればもう相手の「絶対にアイツらをここで止めてやる」っていう執念にやられたとしか言いようがない。
真っ向から勝負を挑んでのこの結果だから言い訳も何もなく。
強いて言うなら完勝にこだわり過ぎたな…。そんな俺の隙を衝かれた。
プロレスキャリアが浅いといえど、格闘技の世界で生きてきた裕希斗の勝負にかける執念は本物だと思い知らされた。礼夢も前回俺に負けて、絶対に借りを返してやるって意気込みを凄い感じたな。マーロンは…、俺は触れてないが、あの蹴りの威力はやはり推して知るべし。
プロレスと他の格闘技は違うってよく言うし、それは当たってる部分もあるとは思う。
だけど一つ確実なアドバンテージがあるとすれば勝負勘みたいなものなのかなと。
そこの恐ろしさは感じたな。
ともあれ、この勢いを止められたことはとても悔しい。悔しいけど、たかが一敗。
こっちが何か言う前に裕希斗の方からシングルを要求してきやがった。
本音はこの3人できっちり借りを返したい。
なんかこのメンツで俺が負けたっていうのが凄く悔しいのよ。
それは団体対抗戦で土を付けられたっていう悔しさもあるし、大久保・後藤に対する悔しさもある。
今回の悔しさはそれが大きいかな。
だけど、向こうがシングルでっていうことであれば。
もうそれは望むところよ。
帳消しとはいかないけど、その一勝が無かったことになるぐらい叩きのめしたるよ。
お前が火をつけたボンバー奥野がどれだけ恐ろしいものになっているかっていうのをきっちり教えたるわ。
俺も、紫焔もまだまだこんなもんでは止まらんぞ。
裕希斗、覚悟しとけや。
あと、この大会に関してはもう一つ。
若鯱プロレスの同期である秦野が定アキラに奪われたシングル王座を取り返すべく、最後の前哨戦ということで奮闘していた。
が、この日も秦野の敗北。
必死になって食らいついていってだけど、すべて跳ね返されてた。
それだけ定さんが強かったんだけど、何より試合後のマイクから伝わってくるHEAT-UP愛が凄まじすぎて。
ちょっとこの人を超えるのは並大抵のことじゃないなと。
それでも自分のため、団体のために戦うしかない秦野のことを陰ながら、心から応援したい。
悔しさを抱えながら夜中の高速を飛ばし、帰阪。
前日は組んでいた3人が分かれて翌日はぶつかる。
普段から仲は良いし、試合で組むこともある。
でもベースにあるのは互いへの対抗心。
だからこそすべて剝き出しで戦える。
この3人で戦うことの不安は何もなかった。
そして、今回の対戦カードで大きかったのはTORUさんの存在。
大久保さんにとっては10年来の付き合いである先輩。
後藤にとっては憧れの人であり、デビュー戦の相手。
俺は関係性がないけど、俺自身が今回このカードに入ることを強く望んだ。
そんな3人がそのTORUさんにSNSで「うだつの上がらない3人」とバッサリ切り捨てられた。そしてもう一言「もっとTORUをうまく利用しろ」と。
帰宅したのが1時くらいだったけど、そこからずっとこの言葉の意味を考えていた。
結果、明確な自分の中に答えは出なかったし、とにかく、真意はどうであれ発奮して試合に臨むしかなかった。
どちらにせよ緊張もあってあまり寝れなかったけど、不思議と体は疲れはなく。
平常心を保って試合には入れたつもりではいたけど、今振り返れば緊張で体は硬かったし、エンジンの掛かりは遅かったように思う。
そんな中で試合は、TORUさんが大久保さんから勝利。
最後の方は後藤を止めつつも、なんだかついリング上の2人を見てしまっていた。
叩き潰す、とか完勝だとか、そんなんでもなく、ただただ2人の力の差が明らかなような。
大久保さんは必死なんだけど、TORUさんにはまったく届いていないような。
大久保さんに肩入れとか、感情移入とか、そういうつもりはなかったけど、自分の姿を重ねてすらしてしまってた。
今回はカードの組み合わせでこうなったけど、自分が大久保さんのようになっていた可能性も勿論ある。
だから、勝ったも負けたも、個人的にはなく。
試合後にTORUさんが手を差し出してきたけど、それには応じなかった。
TORUさんの言う「利用する」っていうのは色んなやり方があるんだろうけど、組むこともあれば、戦うことも勿論あると思ってる。
戦うことがあるなら握手は出来ない。
TORUさんを美味しく利用出来る時が来たなら。逆にTORUさんが美味しいと思ってもらえる時が来たなら。
その時はよろしくお願いします。
そしてその時を迎えられるように俺、大久保、後藤の3人がもっともっと上がっていくしかない。勿論その先へも。
やるしかない。
8月の試合は今のところ一旦これで終了。
決意新たに9月からまた走っていきます。
是非注目してください。
