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”のびしろ”と”劣等感”

2017.07.23
アスカ・ザ・ワールド

本日は”のびしろ”の話。


先日の7.16天王寺区民センター大会


尾久マンの勝利、フジツーラスト、マロ栗山氏の赤フン


毎度の事ながら色々あったけど


やっぱメインイベント、大久保vs純ちゃんのシングルマッチが最高に熱かった。


あれから数日経って


未だにふと『あぁ、いい試合やったな』と思うって事は、なかなかよっぽどやったと思う。


大久保と純ちゃん


この2人はアスカの一個下の後輩。


学プロの時からやから


4年くらい一緒にプロレスしてる。


今でこそ、大久保は身体もできて根性も座ってきたけど


最初会った時は、ガリガリで金髪でドロップキックもまともにできひん、先輩にボロッカスに言われ放題のウンコマンやった。


対して純ちゃんは、身体は小っちゃいけどなんでも器用に出来て上に対してもバッチリ打撃叩き込めるノーウンコマン。


正直評価は全然違ったと思う。


ここで最初の”のびしろ”の話に戻る。


マロさんとも話した事があるけど


アスカは”最初ダメなやつの方が強くなる”とずっと思ってる。


実際に自分もそうやった。


長くなるからざっくり言うけど


京都の学プロ時代、自分よりはるか上をいってる同期のレスラーがおった


自分はそいつよりはるかに劣ってて、言わずもがな周りの評価もそうやった。


そんな状況も、不甲斐ない自分も嫌やったから、そいつとそれを言う周りのやつ全員より強くなろうと思って死ぬ程練習した時があった。


結果、そいつじゃなく自分がベルトを巻いてた。


最初ダメなやつの方が、自分のダメな部分もわかるし、良い意味で周りからボロクソ言われるし、何より負けん気がつく。

 

逆境っちゅうやつか。

 

大久保と純ちゃん

 

大久保は見た目も中身もプロレスも、誰が見てもガラッと変わった


純ちゃんは良い意味でも悪い意味でも大きくは変わってない


大久保の方が最初カスやったからこそ


その”劣等感”が大久保を強くしたと思う。


身体作って、いろんな技試して、他団体で経験積んで


いつの間にか政岡×大久保から


大久保×政岡に変わってた。


大久保の”劣等感”が、純ちゃんを上回った。


実際大久保の方が純ちゃんより強かったと思う。


ただ


ただ


それは7.16以前の話。


”劣等感”があるのは大久保だけじゃない


大久保がメキメキ強くなって


周りに評価される姿に


純ちゃんも”劣等感”を感じてたやろ。


何より、同期が強くなる状況に。


純ちゃんが、良い意味でも悪い意味でも変わってないって言ったけど


それは今までの話。


大久保が強くなり始めてから


純ちゃんは身体も作って、いろんな技試して、後輩との試合でもしっかり強さ見せて


純ちゃんも明らかに変わった。


大久保が強くなる姿に”劣等感”をもって、自分を強くしたんやと思う。


7.16のメインイベントで、その純ちゃんの”劣等感”が大久保を上回った。


その結果があの3カウントやと思う。


同期同士、絶対に引けん試合やったと思うけど


意地と意地が、選手にも、お客さんにも見えた素晴らしい試合やった。


試合終わって、大久保が珍しく泣きそうになってた。


『ガチで悔しいです』って。


本人が恥ずかしがるから、写真はあげへんけど


多分大久保も、3カウントを同期に取られた事に”劣等感”を持って、さらに強なるんやろな。


そして、あの試合を見てた後輩で、あの2人に”劣等感”を持った奴は、間違いなく強くなる。


ちなみに、かくいう私も後輩にあんな試合されて”劣等感”にまみれてる。


後輩に、燃やされてるで。


純ちゃんに呼応して強くなった大久保


それに呼応してさらに強くなった純ちゃん


その2人に呼応してさらに強くなろうとする後輩


間違いなく、紫焔は良い流れができてる。


あの2人が良い流れを作った。


これからの紫焔、皆さま、後輩達に、さらにご期待ください。


偉そうな事長々と書いたけど


次回有料興行


8.13メインイベント


ドングリー藤江vs政岡純


シングルベルト戦


大久保と、俺の気持ちも背負って


殺して死んでこい、純ちゃん!!!

 

以上。

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