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おかきカイザー

2020.05.13
マロ栗山

先日、10周年記念興行でデビューした紫焔期待の新人、後藤から貢物を貰った。
ほう、こやつも同じく紫焔の新人であるバーベQ青木の野郎と並び、早速懐柔策を弄してきおったか。最近の若い衆は、一部を除き皆、乱世の処方術ちゅうもんを心得ておると見受けられる。全く食えん野郎じゃ。気分を害したわい。

早速開封してみると、何じゃ、おかきではないか。米菓の類で俺を懐柔しようなどとは安く見られたもんじゃのう。しかしちょうど茶などを所望し、その供におかきなんぞを嗜むのも一興じゃ。俺が日頃食うておる米菓と言えば、おにぎりせんべいやぼんち揚げと言った、メジャー系米菓が挙げられるが、何やら後藤からの貢物は専門店的なところより取り寄せた感がプンプンするのう、って包装紙見りゃあその辺で片手間に購入してきたわけでは無いと言うのは明白なのであるが。
気分を害したわい。

どうやら兵庫の朝来ちゅうたら和田山の方やのう。丹波方面に拠点を置くローカル系米菓専門店のおかきである。そちらの地域は、米菓の有名どころが群雄割拠しておると言う事は以前小耳に挟んだ事があるが、後藤が献上してきおったおかきには、

 


「日本一おかき処」


の文字が。

 

 

 

 

 

 

 


ほう、

 

 

 

 

 

 

 

大きく出たもんじゃのう。

 

 

 

 

 

 

 

食う前から何気にハードルを上げてきおる。

 

 

 

 

 

 

 

 

気分を害したわい。

 

 


その日本一おかき処を謳う専門店のおかき。中身は9種類ものハイカラな言葉で言えばアソートで構成されておる。中に同封された小冊子?には、その1品1品に、レスラーのプロフィールが如く見どころならぬ食べどころが紹介されておる。
またその文章がのう、ちょっと腹立つんじゃ。気分を害したわい。


例えば、今回の当ブログ最後の画像をよく見ていただきたいのであるが、2番目に書かれておる、やきもち。その前の字は達筆過ぎて読めん。気分を害したわい。
まぶたを閉じてお召し上がりくださいじゃと?うーんマンダムって感じかよ(古い?)、気分を害したわい。
更に、のりおかき。四万十川の海苔を使ってくれと、わざわざ高知の女学生が嘆願してきおったちゅうのも既に眉唾ものなのじゃが、ほのぼのと温かい心でご賞味くださいとは、抽象的なんだよ例えがよぉ。どんだけ消費者側に想像力駆使させた食べ方提案してくんねん。さすがは日本一おかき処を謳うだけの事はあるのう。気分を害したわい。
更に更に、その横の助次郎は童心に戻って食わなあかんねんぞ。助次郎とか、パッと聞いたところ、何かいやらしいような名を冠しておきながら何事じゃ。気分を害したわい。

それよりも1番のツッコミどころはやはり大トリ、1番最後の、

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「おかき皇」

 

 

 

 

 

 

 

これだけは全文引用するぞ。

 

「見てびっくり、食べてまたまたびっくり。その秘密は電子レンジパワー(雷神火力)にあるのです。この摩訶不思議な存在感と味わいを、五感の全てでお楽しみください。」

 

 

情報が渋滞して気分を害したわい。

 

 


まず雷神級の火力をアピールして電子レンジて、どんだけ超ハイスペックな電子レンジやねん。雷神級やったら速攻で黒コゲやろうが。
しかも摩訶不思議な存在感と味わいと来た。
それを五感の全てで堪能せねばならないまさに命懸けのティータイムになる事間違いない。
本来、コーヒーブレイクやティーブレイクと言った、午後のひと時をゆるりと過ごす為の脇役とも言える菓子に、ここまで追い込まれるとは思っても見なかった。そしてその緊迫感あふれる午後のひと時を提供してくる米菓の名が、「おかき皇」じゃ。さすがにネーミングも他のおかき達を凌駕しておる。皇帝の皇、おかきカイザーやぞ。そらプロフィール紹介文も力が入っておるっちゅうもんやでしかし。
気分を害したわい。

 


後藤の野郎、まさかこれで選んだ、ハイカラな言葉で言えばチョイスしたんとちゃうやろな。
それならなかなかの策士やで。
おかきカイザー同様気分を害したわい。

五感の全てで味わったところ、個人的にはカレーせんべいみたいなのが1番美味かった。
気分を害したわい。

 

 

 

 

 

 

 

 

紫焔ファンの皆様御機嫌よう。

 

 

 

 

 

 

 

第六感で楽しんでいただきたいレスラー、鬼畜大帝マロ栗山です。

 

 

 

今回は話題が転がり込んで来て一安心。
当初今回の当ブログで書こうと思っていた内容も次回に回せてまた一安心。
てなわけで、今回はもう充分暇潰し出来たやろ。おかきの話で今回はおしまいですちゃんちゃん。
あ、以前のブログの総集編は勿論やるんで、そこら辺は抜かりないのである。さすが俺やなフォッフォッフォッ。
実は、今回は追伸欄で後述するが、俺の黒歴史ともいえるあのユニットの内容を取り上げる事にした。このまま闇に葬りたかった案件ではあるが、常日頃より俺は自らを犠牲にしてまで、当ブログを閲覧しておる賢明な諸兄らに楽しんでいただこうと身を粉にしておる、博愛精神溢れる慈悲深い、仏が実体化したようなナイスなガイなので、その事にありがたみを深く深く痛感しながら閲覧いただきたいと、強く思っておるという事を書き加えて今回はお開きという事にするわい。
ではまた来週に。
気分を害したわい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

追伸
今回の総集編は、俺の紫焔10年の陰部とも言える黒歴史ユニット、「魔鱗組」時代のブログである。
今更言いたくもないが、レッドフラクション解散後、俺、アホの大久保、そして以前紫焔に所属してた七転抜刀斎(宇藤純久)の3人で結成したヒールユニットである。
アホの大久保が長きに渡る大スランプで、いよいよカスレスラー待ったなしの時に、思い切ったヒール転向をチラッと大久保に話してみたのがそもそもの間違いであった。冗談で言うたのに単純なので、ノリノリで食いついてきやがった。抜刀斎と2人でやるつもりやったのにのう当初の思惑では。

で、ブログでは他にも色々書いてたが、大久保とのやり取りのみをいくつかピックアップしてみた。
当時の大久保がいかにクソみたいな、今の紫焔日替わり定食にもならぬ、まさに箸にも棒にもかからない輩であったと言う事は、これを見れば今のファンでも分かっていただける筈である。気分を害したわい。

他にも、2本ほど過去のブログより用意しておいた。

 


・魔鱗組総集編(大久保編)
・2007/5/18 F’N気象予報士の巻
・2008/7/2 オヤジの口からグングニル


以上、楽しんでいただきたい。

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