3週間に1度のブログがまわって来て。。。
コンコロリン
3週間たつのがあっというま。。。
コンコロリン
空いている時間を見つけて。。。
コンコロリン
今流行りのあれ、『鬼滅の刃』、自分も普通に見てます。
なぜ見てるかは、普通にストーリーが面白いからです。
自分が惹かれた理由は、まず脇役でも大事にしている所。
そして出番が少ない人物もその人の抱く考えを最大限まで引き出してくれる所。
だから出番が少ない人物でも頭の中に印象に残る。
そして人の生死と運命を正面から描き、生きる事の大切さを教えてくれる。
結果、この漫画の内容は、すべての登場人物を丁寧に描いていると思う。
とにかくキャラクターの設定が細かくみんなそれぞれの個性がある。
それは、主人公竈門炭治郎をはじめ、全ての登場人物一人一人に言える。
鬼とか関係なく、みんなが必死で生きている。
最後は命を落としても、そこまでみんな必死で生きているのが伝わる。
そこに愛さえも感じる。
せつない気持ちや、強さ、愛、どんな者に対しても優しさで接している。
生きる事の大切さ、死に際の細かく描かれた感情。
鬼が人を襲って喰らう世界。
それを防ごうと戦い続ける人達。
誰もいつ死ぬかわからない。
自分達が生活する世界でも悪い奴はいる。
人間の敵である鬼が命を落とす最後の瞬間もまた惹かれる。
身勝手で自分のことだけを考えている鬼たちでも、存在が消えゆくときには、いろんな感情を抱いている。
そこがものすごく伝わってくる。
「おれは死ぬのか」、と滅する直前の鬼。
このまま人を喰らい平然と生き続けるつもりだった鬼が突然とてつもなく強い剣士によって命を絶たれ、そんな事は予想もしてなかったと驚く。
その鬼の感情に心を持っていかれる。
やられる立場の人物も、最後の最後で描かる意外な思いの強さ。
死んで当然の悪い鬼が死ぬ時も悲しく思える時もある。
命を落とす瞬間である。
鬼を退治する剣士たちは、刀と自分の技術だけで戦っている。
刀のみである。
ほぼ生身で鬼と戦っている勇ましさ。
正々堂々は大事だが相手が強ければ、そうもいかない。
絶対に勝たなければいけないとなれば。
そして逃げたり、隠れたりしない。
鬼に対して圧倒的に強いわけではないのに。。。
常にぎりぎりの戦い。
勝つこともあれば、敗れることもある。
人の生き方を教えてくれる。
『鬼滅の刃』で戦う戦士はみんな格好よく見える。
だけどさほど強いわけではなかったりもする。
失ったものは取り戻せないし、覚悟を決めて戦っている。
主人公含めその仲間達も、常に戦っている。
ただし戦っているが、勝った所で得る物があるわけでもない。
そのかわり負けると失う物は大きい。
仲間を失うし、身体の一部を失うこともあれば、戦闘能力を失ったりもする。
そのとき守れなかった人間をすべて失ってしまう。
ときには勝つが、勝っても現状維持である。
ただし負けたら失う。
そして常に失っていく。
正しくて、哀しくて、せつない。
物語冒頭第一話で、主人公の炭治郎はいきなり家族を失い
そこで失ったものは取り戻せない。
亡くなった母や弟妹は、もう取り戻すことはない。
それでも戦う。
鬼になって生き残った妹・禰豆子(ねづこ)を人間に戻すという目的で。
勝ったところで現状維持にしかならない。
それでも勝つ為に戦う。
戦うしかない。
小さく呟くだけで、心震えてしまう。
そう決意する人を見守っていると心熱くなる。
読んで、明るく元気になる物語ではない。
でも読んで「しっかり生きよう」と決意させてくれる物語だ。
自分もまだまだこの齢になっても動ける。
その為にトレーニングは絶対に欠かせれない。
精神を鍛え、体を変え、力強くなる為のトレーニング。
自分の敵は常に自分の心の中にいる。
ただ走り続ける、無限に走り続ける。
列車のように。
それが「無限筋肉列車」
おしまい。