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数年前のアトモスフィア

2018.12.12
マロ栗山

先週末の世界館での興行をもって、2018年の紫焔のすべての興行が終了した。

唐突に決まった、キアイリュウケンエッちゃんとのシングルタイトル戦。
シングルベルト獲ってからの8ヶ月、ずっと最前線でやってきた。かたやエツの野郎は、隠居気取りかマイペース。今の奴は何を考えてるのか知りたくて、奴に寄せてしばらく組んでみたりもした。

だが違う。やはりエツの野郎とは対角線上で対峙しないとしっくり来ない。そんなだから結果も散々。紫焔旗揚げの時から、レッドフラクション、タッグ王座をめぐる争い(黒歴史)、数々の(エツだけ)流血戦など、ずっと戦い続けてきた宿敵なのだ。それだけに、最近の腑抜けぶりは怒りも当然だが悲しかった。
勿論、紫焔の為、後進の為、代表自ら駒になり、紫焔というコース料理を出す上で試行錯誤していたのはわかる。しかし、以前にも少し触れたかと思うが、客層というのは一定のサイクルで入れ替わっている。あの時の、暑苦しい程バーニングなエツを皆知らんのだ。
エツ本人はどう思ってるのか知らんし知りたくもないが、宿敵が客に好奇の目で常時見られている(と、俺は受け取っている)のが歯痒いのだ。
俺に唯一勝ち越している実績もそうだが、年寄りの俺が今になって我が世の春を謳歌しておるのに、感じることはなかったか。セミファイナルもそうだったが、旗揚げメンバーはまだ健在やと見せつける、もう一度ボンクラに成り下がった奴の目を覚まさせてやると、当然最終戦を華々しく飾って良い年越しを迎える気は満々だが、それ以上に、かつての輝きを見せ、応えて欲しい気持ちはあった。

結果、チョップ、頭突き、ラリアット・・・・、効いたのう。
序盤の展開のなんやかんやは割愛するが、俺の眼前に立ちはだかっていたのは、まさにかつてのキアイリュウケンエッちゃんだった。
それを引き出せたのは収穫だったが、代償にベルトも失ってしまいました。見誤った。
年を越さずに身辺整理するはめに。大掃除前にすっかり綺麗にしてしまいました。特に腰回りがスッキリしたなぁ。
気分を害したわい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


紫焔ファンの皆様御機嫌よう。


鬼畜大帝マロ栗山です。

 

 

 

 

 

 

 

 

途中までは余裕があった。
しかし、何年やっても詰めの甘さが出たか、ダイビングセントーンの自爆が全てだった。平静を装っていたつもりだったが焦ってたんかのう。
これまでのタイトルマッチでは常に俺が相手のそういうとこを突いて畳み掛けるのが定石であったのに、全く逆だった。最後もまさかあの状態から真っ逆さまにいかれるとは、全く想定外だった。
完敗ですな。認めたく無いけど。


ベルトを失ったのは悔いがないといえば嘘になる。
最初は、シングルベルト獲ったら、紫焔の歴史に名が残るって気持ちで、所謂紫焔愛とかそんなんは無かった。権力の象徴を強奪して、てっぺんの景色を見てやろう、飽きたら返上しよっと、的な感じだったのだが、段々と愛着が湧いてきたからな。不思議なもんやで。
でも負けた時、ショックは無かった。あれだけ無茶苦茶やっても耐えて、返して、かつての真面目な(これは語弊があるかも)エツにかまされたんやから、満足しちゃったのかな。
手を差し出してきた奴に、いつもなら、「はぁ?」って感じなんやけど、素直に握手して讃えました。俺も何でそんな素直になったんか謎やわ。気分を害したわい。


でもね、1つ言い訳するなら、俺はダイビングセントーンを食らわせれなかった。あれ返されたら俺も打つ手なしやねんけど、そこがまたネクスト、次の課題ですよ。
紫焔のてっぺんの景色、百聞は一見にしかずで、てっぺんに登って無い奴には、俺がどうこう言ってもピンと来ないやろうけど、転げ落ちても何度でも登りたくなる。あれはいいもんだ。タッグとはまた違う、本当に自分だけの場所、唯一禁足地に入ることを許される免罪符がシングルのベルトなのだ。
この歳になってもまだ成長、進化出来ると確信させてくれる。若い奴は、以前にも苦言を呈したことがあったが、タッグだけでなく、どんどんシングルベルトに欲を出していくべきだと思う。

当然俺もまだ終わらない、終わりたく無い。
残り少ないであろう、レスラー生活の中で、最後のチャンスやと思って獲ったシングルベルト。もう失えば二度とないと思っていた。でもね、これだけまだ気持ちが折れてないのはやっぱりベルトの魔力か、それともてっぺんの景色を見た境地か。明日死んだらどうしよう。気分を害したわい。

まだやれるはず。
来年、一から出直しです。
また残り少ない貴重な時間の中で、燻ることはあっても、腐ることは無い。その時間が勿体無い。
来年も通常通りやるし、機を見て色々仕掛けていく。ちょっといい人はこないだで終わりです。残念でした。
まあ、超満員の観客はありがたかったのは本心。ご観戦ありがとうございました。
来年からももう少しお付き合い下さい。
ブログの方も、もりもり盛り沢山で爆裂執筆していくので。

 

 

 

 

 

 

 

 

とまあ、ここで終わってもいいのだが、今回はやはり超満員になるだけのことはある、目玉カード目白押しだったので、もうちょっと書こうかなと。


セミファイナルは、ちらちら見てました。意識するよ当然。それは前回のブログを閲覧いただきたい。理由がちょっと書いてある。
興行前に藤江が言っていたのだが、今回の興行、前半は旗揚げ後に入ったメンバー、休憩明けは、紫焔旗揚げメンバーに綺麗に別れたと言っており、ほう、なるほどと思ったのだ。
実は後に唯一前半に、旗揚げメンバーが混ざっていた事が発覚するのだが、賢明な諸兄らは誰かわかったであろうか。

そんな図らずも紫焔古株が占めた後半戦、ジョーカー冬木が正直あそこまでやるとはまあ予想外。試合後死んでたけど。俺より上の世代がまだ老体に鞭打ってんの見ると、こっちも刺激になる。
若手は若手で、そういう目の上のタンコブをサッサと駆除するよう、目の色を変えていただきたい。
自分はもっとやらなあかんとか、よくSNSとかで書いてんの見るけど、いや、じゃあやれよ、次の試合からやれよと。出来ない奴じゃなくてやらない奴なんや。


「自らを価値無しと思っているものこそが、真に勝ちなき人間なのだ」
ルーデル


若手らも、もっと欲を出して、紫焔を混沌とさせて欲しいもんやで。ここに歳いっても欲の塊がおるっちゅうのに。気分を害したわい。

 

 

そんで名塩の最後の試合。
勿論俺も見ていた。ゴリラも名塩も若手の中で言えば優等生や(ゴリラは頭が良い意味で言っていないが。気分を害したわい)。2人思うところあるやろ。今度会った時に俺は話そうと思うが、試合に関しては今回は触れない。
試合後皆に挨拶してたみたいやったが、俺は全く絡んでいない。大事な試合前やったからな。
名塩についてはまた別途ブログで触れると思うので今回は割愛する。
残りの試合も割愛する。
何故って、書くのがしんどくなってきたから。
気分を害したわい。
奥野の野郎が、

「西か東かもわからん奴と、どこそこ構わず脱糞する奴と、チャーハンを一人で食べてしまう事は同罪でしょうか?」

と、クソ真面目な顔で聞いてきた事に気分を害したわいとだけ書いておく。
気分を害したわい。

 

 

 

 

 

 

以上で、先週末の2018年紫焔最終戦の事についてウダウダと書いてきた今週のブログは終了するとする。
人間、勝った試合より負けた試合の方が得るものはあるのだ。
必ずもう一度這い上がって、ベルト戦で、キャーキャー言われてる奴ら無茶苦茶にして客にギャーギャー言われたるからな。
心の闇が俺の活力です。
気分を害したわい。

 

ではまた来週に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

追伸
名塩がまだデビューしたかそこらの時に、ツイッターで書いてた事。

「マロさんとランチする夢を見ました」

とか何とか。よう覚えておるわい。
当時、新手のタカリかと思ったからな。気分を害したわい。


夢の為にプロレスを退いた名塩だが、この夢に関しては、現実にしてやろうと思います。
気分を害したわい。

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数年前のアトモスフィア」への1件のフィードバック

  1. まさひろ より:

    マロさん頭も良いしプロレスも上手いし実は優しいから最高です!(^^)!

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